日常生活で気づくこと

私は脳性麻痺の1級です。

アテトーゼ型で手足の不随運動、筋肉の緊張、言語障害などの症状があります。

 

長距離の移動には簡易の電動車いすを利用していますが、

電車、バスの乗り降り、スーパー、コンビニへの買物などは歩いていってます。

 

しかし歩けますが転びやすく、歩道と車道の境目の段差、

トラックが通る際の風圧、クラクションなどの大きな音に驚いて転んでしまいます。

 

また右手に麻痺があるので、はさみ、ワンボックスのスライドドア、

自動販売機のお金の投入、自動改札など、

左手を使うには不便なことも多いです。

 

ワンボックスのスライドドアを左手で開ける場合、右手で支えないといけないんですが、

ドアの構造上、右手で支えると挟んでしまいます。

 

自動改札は最近、タッチ式のICカードが導入され、

小さな穴に切符を入れるという作業が改善されました。

そしてコンビニの会計でも使えるようになり、

現金の支払いよりも早くなったので他のお客さんに迷惑を掛けることも減りました。

 

駅の階段とか電車を乗るときのホームの隙間も足がなかなか上がらないので厳しいです。

東京などの駅にはホームドア、電車が傾いたりホームが伸びるという機能をテレビで見たことがありますが、

自分の住んでいるところにはまだそういったものはありません。

 

車椅子で電車に乗る場合、駅員さんがスロープを事務室から持ってきて置いてくれます。

歩いていると駅員さんの腕を持って、乗降の介助をしてくれます。

ですから、少し調子が悪くて、足が上がりにくいと隙間に入ってしまうことも。

 

言語障害に関しては携帯電話、スマホにメール機能があるので、

相手に対し伝えやすくて通話よりメール、ラインで会話することが多いです。

スマホになると文字入力の操作が連打ではなく、スライドに変わったので打ち間違えが減りました。

 

ガラケーの時は・・・たとえば「え」を入力する場合、「あ」を4回押してたんだですが、

つい指が止まらなくてもう1週、2週とか。

そこが一番使いやすいです。

 

車に関しても最近では鍵穴に鍵を刺さない、「スマートキー」という機能が便利です。

右に麻痺あるので、今までだと鍵穴に鍵を刺すのは左。

左にも緊張があり、鍵を刺す手が震えてどうしても車に傷が入ってしまいます。

今ではドアノブの横にあるボタンを押せば鍵が開き、

座って「エンジンスタート」というボタンを押せばエンジンが掛かります。

 

 

中学生のとき、先生に「誰でも年をとって足腰が弱ったり、

視力、聴力が落ちてくるのでいずれは障害者の人たちに近づいていく」

と授業で言われました。

 

2000年以降、「高齢化社会」といわれるようになってから確かに段差が減ったり、

スロープが増えたなぁと思います。

まだ35でこれから一人暮らしをと考えているので、

もっと改善して高齢者、障害者の住みやすい街になってくれればと思います。



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