障害年金に頼る生活

私は現在52歳で、妻と3人の子供がいます。

私は今から14年前に躁うつ病を発症して入院し、会社も解雇されました。

家族を抱えていて、しかも多額の住宅ローンもある中で、

この先どのように生活していけばいいのか、途方にくれていました。

 

そのような折りに、精神保健福祉士さんの指導で、障害年金を受給する手続きをしました。

障害年金という制度などまったく知らなかったのですが、教えられるがままに文書を揃えました。

 

私が用意しなければならなかったのが、精神的に不安定になって初めて診てもらった病院での所感と、

それも含めて5か所診てもらったそれぞれの病院での症状を詳しく記述する文書でした。

そして申請した結果、障害年金2級を受給することが出来ました。

 

今は3人の子供のうち2人は18歳を超えているため、

受給している年金額は年間およそ180万円です。

 

私は現在、障害者福祉事業所で1日4時間の仕事に就いていて、妻もパート勤務をしています。

子供は3人とも地元の国立大学に通っていますが、

住宅ローンなどを考えるとやはり生活は厳しいものがあります。

 

それでも、健常者と比べれば通常のパート勤務が難しいことを考えれば、

障害年金の制度はありがたいと感じます。

ただし、身体障障害者などと異なり、精神障害者の場合は、

障害年金の等級に関しては、3年に1度の更新があります。

つまり病状が改善されれば、2級であっても3級になる、というケースもある、

と精神保健福祉士さんに言われました。

特に近年では等級に関する審査が厳しくなっている、とも言われています。

 

例えば私は車で通勤や通院をしていますが、

そうしたことができる程度なら2級ではなく3級に該当する、と指摘されました。

そのため、私もいつまでも2級の障害年金が得られるとも限りません。

3級になると受給できる金額が年間90万円程度になるため、受給できる金額が大きく変わります。

 

もちろん、このような比較的安定した生活ができているのは、

かなり多くの薬を飲んでいる上でのことです。

昨年父が亡くなった時など、精神的に大きなストレスが生じた時などは、

うつ状態がひどくなり仕事ができない状態が長く続くものです。

しかし、もしいつ3級に下がったとしても、

それを補うだけの仕事ができるように健康を保つことが必要だと感じています。

 

私の病気は一生治ることはありませんが、

それでもできることなら障害年金に頼らないような体になりたいと思っています。



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