療育手帳とは

療育手帳とは、知的障がい者に

都道府県知事が発行する

障がい者手帳です。

 

この手帳の目的は、知的障がい児・者に対して

一貫した指導・相談などが行われ、

各種の援助要請が受けやすくすることです。

 

1991年の通知「療育手帳制度の実施について」に基づき

各都道府県知事が知的障害と判定した者に発行しています。

 

申請は、18歳未満の申請の場合は児童相談所、

18歳以上は知的障害者更生相談所が判定を行います。

 

手帳の名称は、各都道府県によって独自の発行のため、

手帳の名称も統一されていません。

たとえば、東京都や横浜市であれば「愛の手帳」、

さいたま市であれば「みどりの手帳」となっています。

 

障害の程度の区分は各自治体によって異なるます。

だいたい4区分に分かれていることが多く、

最重度:概ねIQ20以下、

重度:概ねIQ21~35、

中度:概ねIQ36~50、

経度:概ねIQ51~70となっています。

障害の区分は、IQや日常生活の動作などを総合的に判断して認定されます。

 

1991年に関係者団体の運動によりJR運賃等の割引制度が設けられました。

手帳を提示すると割引が受けられる施設や交通機関があります。

JR等の運賃割引を利用する場合は、

ただ療育手帳を取得して提示しても割引を受けることができません。

あらかじめ住民票登録をしている自治体の福祉課などに出向き、

そのことを証明する印章などを、所持する療育手帳に

押印してもらう必要があるので、注意が必要です。

手帳のコピーによる代用はできません。



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