側弯症と身体障害者手帳について

側弯症というのは

背骨である脊椎が側方に曲がったり、

ねじれたりして変形する疾患です。

 

痛みや筋、腫瘍などが原因となるものもありますが、

多くは原因がわかりません。

このような側弯を特発性側弯症といいます。

 

側弯は多くの場合が思春期のころから始まり、

成長とともに変形も進行していきます。

男性よりも女性が圧倒的に多い病気です。

 

軽度の場合は生活に大きな障害はありませんが、

重度になると肺を圧迫し、呼吸や循環機能にまで

影響を及ぼす場合があります。

 

側弯の予防は難しく、運動療法などが行われますが

効果が実証されていない状況です。

 

多くの人は成長期に装具を使用することで

変形を出来るだけ少なくするように予防します。

基本的には成長が止まれば進行も止まる病気です。

 

身体障害者手帳には肢体不自由という項目があり、

体幹に著しい障害がある場合には障害として手帳の発行を認められることがあります。

しかし現実的には歩くことなどの日常生活に

大きな影響が出ていない限りは認定されることはないようです。

 

側弯の場合に身体障害者手帳が最も必要となる場合は

更生医療による手術を受ける場合になります。

更生医療というのは障害の程度を軽減したり、

障害の進行を防ぐことが可能なケースにおいてその医療費を助成する制度です。

 

助成を受けるには身体障害者手帳が必要です。

更生医療を受ける際は必ず医師と相談し、申請を行うようにしましょう。

手術は一般的に何百万円もかかります。助成がないと難しい金額です。



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