社会復帰に向けて仕事の事を考える。

私は建築関係で請負業をしていた47歳の男性です。

46歳の時に胸椎後縦靭帯骨化症という背骨の中を縦に走る靭帯が骨化し

脊髄の入っている脊柱管が狭くなり神経が圧迫されて、

感覚や運動の障害を引き起こす難病を発症しました。

私の場合、発症から症状悪化が早く1週間で歩行困難、

および排尿、排便障害を引き起こし緊急手術になりました。

 

胸椎後縦靭帯骨化症では神経の圧迫を取るため骨化部位を摘出する手術はリスクがあるため、

骨化部位はそのままにして神経の入った脊柱管を金具で固定して

脊柱管を広げる方法が一般的だそうです。

その為緩和処置であり一度傷ついた神経は完治することはなく、

この先に骨化が進み悪化する可能性があると医師から説明を受けました。

 

手術後に目覚めると両足は動かなくなっていて、

今後の事はリハビリをしながら様子を見て判断することになりましたが、

私はこの時に障害が残り現場復帰は無理だろうと確信していました。

 

大学病院で手術をしてから2週間ほど経ったときリハビリ病院に転院しました。

ここでは自宅に帰るため日常生活に於ける動作のリハビリや

社会復帰のための知識などの相談に乗っていただきました。

この頃にはダブル杖にて10分位は歩行出来るようになっていましたがそれが限界でした。

(今手術から1年半経ちましたが歩行距離は変わっていません。)

 

私が入院する事になり専業主婦だった妻が働きに出てくれてはいるのですが、

この先の事を考えると妻の稼ぎだけでは食べていくことは無理なので、

退院が決まれば社会復帰に向け何か行動を起こさなければなりませんでした。

 

リハビリ病院で教えて頂いたことは

「これから先は車椅子での生活になります。社会復帰の為にはPCを扱える様にならなくていけません。

現在は身障者での求人枠がありますので、その枠を利用してください。」と言われました。

 

退院の日、自宅への帰り道にあるハローワークに寄り社会復帰の相談をしました。

実感したのは厳しい現実でした。

ハローワークの職員さんが

「障害手帳はお持ちですか?なければ現在のところ手助けが出来ませんし

手帳がなければ身障者枠での就職も出来ません。」との事でした。

ただ難病の為に交付された受給者証で委託のPC教室に申し込みが出来て、

試験に受かれば無償で教室に通えるとのことでした。

 

PC教室は1ヶ月のものと3か月のものがあり通算6ヶ月までは申し込みが出来るそうです。

現在私は通算5ヶ月PC教室に通い身障者手帳も交付され職を探していますが全然就職できそうにありません。

やはりPC初心者で会社勤めの経験もないので47歳では就職は厳しいのではないかと思います。

 

勉強ついでに4月から障害者の1年間の学校に通うことになったので、

そこでPCのスキルを上げ「絶対に就職するぞ!」と決心しました。

最後にハローワークの職員さんの事を完全に信用するのではなく、

今どきはネットなどで情報をすぐ検索できるので自分で調べることも重要だと思います。

ハローワークもお役所仕事なので、此方から給付金や補助金の事を聞かなければ

教えてくれない職員もいますのでご注意をして下さい。



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