僕は、精神の障害を抱えていて、今A型作業所に通っているが、
同じ作業場で身体に障害を抱えた方もいて、努力されてる姿をよく見かける。
僕は、井上雄彦の書いた「リアル」を読んでいる。
この物語は、ある日順調に過ごしていた一般人が、
交通事故や、手術の結果身体の障害を抱えてしまったたところから、
ドラマチックに物語が展開していく。
健常者と違う人生を歩む、障害者の生活、世界観は独特の雰囲気がある。
でも、絶望しきらずに、新たで、かすかな希望に向かって歩んでいく姿、
努力は想像以上のものがある。
作業所ではなくても、駅や歩道で、車椅子を使っている人たちを見かける。
そして、電車などでは、駅の職員の力を借りて乗車される方もいる。
ひと昔前より偏見の目で見ることは少なくなっていると思うし、
マナーということも浸透していていると思う。
健常者ではわかりかねる悩みを抱えてることは間違いないし、
そのことについて、本人自身とコンタクトして、
それが先天的なものなのか、それとも人生の途中で事故でなったものなのかは、
中々聞きづらい。
ただ精神病患者と違い、目で見て分かることなので、
社会人のマナーとして障害のある人に、配慮するということは、
今の時代はかなり進むようになってきていると思う。
誰だって、好きで障害者になるわけではない。
でも人生は1度きりだから、命を大切にし、人間関係も大切にしながら、
福祉の力も借りて、生きていく前向きな姿勢を、もっと評価してほしいと思う。
障害者の求人は一般就労よりも難しく、狭き門だ。
精神障害よりは、身体障害の方は、優先的に雇用されやすいという統計もあるが、
障害者雇用の法定雇用率は決まっていているが、
社会が仕事のできる障害者を受け入れようとはしてくれている。
超高齢少子化社会であり、労働人口が減っていく時代。
外国人労働者も年々増えていき、
また、人口知能やテクノロジーの発達により、仕事を奪われる人も増えていく。
そういった健常者でも困りそうなことが表明化してきている。
障害者であれば、なおさら働きにくくなる時代がこれから待っているかもしれない。
そんな希望があまり持てない未来が待ち構えているかもしれないが、
こればっかりは、その時になってみないとわからない。
平等とはいかないまでも、障害の程度によって、
今以上に生きやすい制度を作るのが国の役目であると思うし、
障害者の地位向上に積極的に取り組んでほしいと思っている。