障害年金の申請を終えました。

障害者手帳精神2級を持っております。

そのおかげで医療費は全面的に負担してもらえております。

 

手帳取得時後も何度か役所に支援の相談に行ったのですが、

障害年金の存在すら教えてもらえませんでした。

別件で役所を訪れた時に違う部署の方から聞いた情報でその事を知りました。

 

ネットで調べて申請の方法は調べたのですが、自分でやるのは無理だと思いました。

そこで社会保険労務士に頼むことにしたのですが、

障害者である私に向かって様々な書類を作成するよう指示されました。

手引書の様なものもくれたのですが、自力では全部読むことすら自信がなく

知人を頼るしかありませんでした。

 

過去の通院歴から生活の状況などを知人に口頭で説明して申請書に書き込んでもらいました。

発病時の診断書が必要と言われ、

当時通っていたかなり遠方の病院までもらいに行くこともせねばなりませんでした。

乗り物に乗ることも出来ない状態なので自転車で往復8時間もかけて診断書を貰い、

申請書と共に社労士に届けました。

 

書類を見て社労士は「これでは通りません、病名が対象外です」と言うのです。

最初に見せた現在の医師の診断書にも対象外の病名が書いてあると言うのです。

精神病の場合病名が付きづらい等の問題がある反面、

主たる病名をある程度考慮してもらうことは可能なのです。

何故最初の説明でそれを言ってくれなかったのか怒りに震えてしまいました。

 

しかしながら参考にはしてもらえる可能性があるから

現在の診断書で何とかしましょうと言われ、気を取り直しました。

 

そして主治医に事情を説明し納得してもらったうえで、診断書を書いてもらいました。

主治医は過去のデータを全て確認したうえで丁寧に診断書を書いてくれました。

医師にお礼を述べてすぐに社労士に渡しました。

彼はそれを見て、辻褄が合わないと言い出したのです。

主治医は過去の病歴についても言及してくれていたのですが、

初診日より前の事が記載されては不都合だと言うのです。

何故それも事前に忠告してくれないのか、怒りを超えてあきれてしまいました。

 

仕方なくその事を医師に伝えると「改ざんは医師のプライドにかけて出来ない」と言われました。

年金が欲しいのも事実ですが、私は医師の言葉に勇気を貰えた気分でした。

 

その後社労士に訂正はしないことを伝え、私も同席して最終書類の作成に取り掛かりました。

社労士が指摘する部分に私が答えるような形で書類を作り直して行きました。

主治医ならなんと言うだろうと考えながら社労士に意見し、書類を完成させました。

完成した書類を見て社労士はこれならいけそうだというようなことを言ってくれましたが、

私はそのようなテクニック的な事ではなく

主治医の書いてくれた病状をちゃんと見てもらえれば申請は通るはずだと確信していました。

 

今は結果を待つだけなのですが、たとえ却下されたとしても再度挑戦する気持ちでいます。

人のせいにしてもしょうがない事だと割り切ることが出来たのは主治医の言葉のおかげです。

 

これから申請をお考えになる方には、

まず信頼できる社労士か支援団体の中でも確かな知識を持つ人へ相談することをお勧めします。

特に精神の障害者の方でしたら私のような目にあう事が

どれだけ辛いかがお判りいただけると思いますが、

申請の為に病状が悪化することも時間を無駄にすることも必要ありません。



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