25歳のときに双極性障害を患ったわたしは、
翌年の秋頃に障害厚生年金の申請をしました。
ちなみに、精神障害者手帳2級を所持しています。
障害年金を申請するには、まず最寄りの年金事務所に行く必要があります。
そこで、事務員さんから「提出すべき必須書類一覧」の紙を渡されるので、
紙面に従って書類を集めていくだけです。
書類の中で一番重要なのは、医師からの意見書(診断書)でしょう。
まず、受診時に医師から「日中生活に関する質問」をされます。
例えば、「毎日食事はとれてますか?」とか「お風呂にはいれていますか?」など、
日常生活を送る上で必要な行為の出来不出来について聞かれます。
こういった日常生活で必要な行為が「自分ひとりで出来てるかどうか?」が、
障害年金の審査において重要視されるようです。
なので、この質問のときに「全てちゃんとできてる」と言ってしまうと、
障害年金の審査を受ける際に不利になってしまいます。
わたしの場合、障害厚生年金3級を受給することが出来ました。
その2年後、病状が悪化したため、障害厚生年金2級に等級が上がりました。
障害厚生年金2級の支給額は、年額で1,157,780円です。
偶数月計算にすると192,963円となります。
一ヶ月あたり約10万円ですね。
正直、障害年金があると生活が楽になりますが、
年金だけじゃ余裕のある暮らしは出来ません。
そのため、わたしはA型作業所に通いながら、障害年金+給与で生活を回しています。
ちなみに、障害年金と給与を足した金額は、毎月13~15万円ほどです。
独身一人暮らしの場合、まずまず生活は出来る水準だと思います。
また、普段の生活では障害者手帳を活用して、色んな制度をお得に利用しています。
例えば、公共交通機関(バス、モノレール)の運賃割引や、映画館の割引、
他にも色んなサービスが減免として受けることが出来ます。
障害者手帳をちゃんと活用することで、毎日の生活に少しだけ余裕が生まれます。
これから障害年金を受ける方へのアドバイスとしては、
まず「長期戦」になることを覚悟しておいてください。
なぜかというと、必要な書類を集める際に「初診日」を特定することが重要になってくるからです。
例えば、過去にいくつか複数の病院にかかっていた場合、
最初にかかった病院から診断書をもらう必要があります。
この初診日を遡る作業が一番大変になってくるので、諦めずにやりぬいてほしいです。
また、障害年金を申請したからといって100%審査が通るわけでもないので、
過度な期待はやめましょう。