私は、身体障害者手帳2級を持っています。
障害名は上肢機能障害、下肢機能障害とともに3級です。
私が体が不自由になったきっかけは病気です。
膠原病の全身性エリテマトーデスという病気を30歳で発症しました。
この病気は、自己免疫疾患で、難病に指定されています。
今のところ、完治するといわれる病気ではなく、治療法がありません。
おもに、ステロイドという薬で、悪くならない様な状態を維持することが治療の目標です。
私は、膠原病の中で状態が悪く、大量のステロイドが必要でした。
ステロイド服用前は体がほとんど動きませんでした。
寝ることも起きることも、着替えることも、夫の介助がないとできませんでした。
しかし、ステロイドを服用してからは、身の回りのことはなんとか一通り出来るようにはなりました。
しかし、薬の副作用もあって、体重は激減。
47キロ近くあった体重も33キロくらいまで減りました。
そして、足の力、腕の力が弱くなってしまい、階段は手すりなしではないと登れないし、
正座や、座った姿勢からたちあがるのは非常に困難でした。
そこで、身体障害者手帳の申請をしました。
申請に当たっては、簡単な検査が必要です。
そこで自分の等級が決まります。
私はその検査の結果、2級という等級がついたわけです。
この手帳を持っていると、電車、公共施設などの料金が割引になったりします。
この制度に大変助けられています。
体は、不自由になってみて、バスや電車に乗るたびに、
段差がとても大変だなということに気がつきました。
とくに、バスに乗るときに、最初本当に力がなかったころは、
這うようにしてバスに乗っていたことを覚えています。
そして買い物。
買い物かごが重たくて持てないのです。
買ったものをレジから台の上に持っていくだけでも一苦労です。
今現在は、申請したときよりも体力はつき、不自由な状況が少し改善されました。
それでも、普通に生活していれば、体の不自由な人にとっては
まだまだ不便な施設はたくさんあります。
私は今、外で働くことは難しいので、家でできる在宅ワークをしています。
しかし、本当は外でも働きたいと思っています。
今、障害年金の申請をしているところです。
年金の申請には、医師の申立書、申請書などかかなければならない書類がたくさんあます。
私は、社労士に委託しています。
年金がもらえるようになったら、少し助かる部分もあります。
自分で年金の申請をして、だめになったという人もいるので
社労士に相談するのもおすすめです。