電動カートは、長い距離を歩きにくくなった高齢者や障害者の、
移動を促進するために有効な乗り物です。
電動車椅子の種類の1つとして位置づけられてはいますが、
ジョイスティックで操作する電動車椅子に比べて、
操作がわかりやすいことや、
スクーター感覚で気軽に乗れるイメージから、
高齢者を中心に利用者が増えています。
屋外の使用を想定しているカートが多いため、
普通型の電動車椅子に比べると、
大きく、重く、小回りが利かないという特徴もありますが、
機種によっては普通の電動車椅子よりも
小さく、軽く、小回りが利くものも市販されています。
電動カーとの操作はバイクや自転車と似ており、
比較的分かりやすいです。
基本的には、レバーを操作することによって前進・後退を行い、
ハンドルを左右にふることで左折・右折を行ないます。
レバーは動かす量によって速度を調節することができます。
よって微妙な操作によって、細かい動きも可能となるのです。
また、乗り降りをしやすくするために、座席が回転するものもあります。
道路交通法上は歩行者として扱われますので、
歩道を走ることになります。
運転免許は必要ありません。