身体障害者手帳の様々な特典

私が中学生の時、父親が風邪かと思って病院に行ったところ、

心筋梗塞一歩手前まで症状が進んでいたことが発覚し、緊急入院となりました。

 

風船療法等で治療し、20年近く経った今では

病院で経過観察と薬を飲んでいるため今も元気に生活していますが、

身体障害者3級の手帳を持っています。

 

身体障害者3級を持っていると色々な得点が受けられます。

まずは、高速道路の利用料金が半額になります。

ただしこれは手帳の所有者本人が運転している場合に限りますので、

インターの入り口と出口を通過する時は係員に手帳を見せる必要があります。

 

次に、市営交通の利用について補助を受けられます。

札幌市にはウィズユーカードというプリペイドカードがあるのですが、

1000円分買うと1100円分利用できる等料金でメリットがある上に、

地下鉄、バス、市電もそれ1枚で対応できるようになっています。

 

身体障害者は申請するとこれを何枚か貰うことができます。

これを使用しない場合は、タクシーチケットをもらうことができます。

(例えば500円分を20枚分など)

 

支給されるカードやチケットを使用するには必ずしも本人である必要はありませんので、

その家族が使ってもOKです。

税金だし、私が貰ったものでもないし、ということで普段は使わないのですが、

さすがに私が妊娠中の時は病院の行き帰りに使いなさいと

親がくれたのでありがたく使わせてもらいました。

 

カードやチケットは利用が制限されていないので決してルール違反ではないのですが、

あまりおおっぴらに言うことでもないので、

親のタクシーチケットを使っていたことは周囲に口外しないようにしています。

高速道路ではガチガチに管理されているのに、不思議な話ですね。

 

他には身体障害者用の「駐車禁止等除外標章」を持っています。

これがあれば、路上駐車がある程度認められます。

これも使用するのにルールがあって、どこでも駐車して良いわけじゃなく、

常識的に考えて駐車場の入り口とかは駄目ですし、

本来路上駐車禁止の消火栓の近く等も駄目です。

あくまで常識を持った運用をして下さい、ということになっています。

 

身体障害は級が上になるとJRの割引があったり、同伴者も割引になったりと、

更にサービスが充実しています。

ただそのサービスを悪用して不当な利益を受けている人、

あるいは受けようと盗みを働く人がいることも聞きました。

 

サービスの運用自体は決して悪いとは思いませんが、

本当に必要な人がしかるべきサービスを受けられるようにルールを整備してほしいと思います。



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