私は生まれつき心臓機能に障害を持っています。
物心付いたころには、親の影響もあって、
同じような患者のコミュニティに顔を出すようなっていました。
高校を卒業した頃が一番積極的に活動して、
コミュニティの会合があれば可能な限り参加し、国内の色んな所に行ってきました。
そんな中、ある日そういう活動に嫌気がさしてきました。
理由は価値観がかけ離れた人との交流に限界を感じて来た事です。
先ず、同じ患者同士ですが、甘えているようにしか見えない人の存在です。
私個人の考えですが、障がい者が生きていく上で他者からの協力はとてもありがたいものです。
他者からの協力は、善意の上であるべきで強要するものじゃないと思います。
ですが、障がい者の中には、他者からの協力は必然でそれを強要している人が稀に存在することです。
あろうことか、手助けを自分と同じ障がい者に強要したりします。
おそらく、親が甘やかして育てたのだろうなと思います。
障がい者の親には、必要以上に過保護になっている人もいます。
通院の時、成人しても診察に同伴してくる親がいるのを見かける事がありますが、
本人が病気を理解しているのか不安になります。
また、[普通と比べる事]をする人も価値観が合いません。
先天性の障害を持つ身としては、普通が分からないので比べられません。
後天的な心臓病ならわからなくも無いですが、同じ先天性の方からは聞きたくない言葉です。
私が分かる事は[以前と比べる事]です。
先天性心臓病の多くは、現状維持か悪化しかないためです。
他にも重い障がいがあるにも関わらず、健康管理を全くしない人とも価値観の相違を感じます。
私は前途したように心臓に障害があり、当然心臓病のコミュニティに参加しているのですが、
そんな心臓病患者が集まっている中、平気で喫煙している人に我慢が出来ません。
タバコで当人が苦しむのは勝手ですが、時と場所を考えてほしいです。
そういった配慮が出来ないくせに、他人へ協力を強要する人は最悪です。
他にも暴飲暴食、不衛生な人もあまり好ましく思いません。
改善した方がいいと助言したら逆に怒鳴りつけられたことがあり、苦手なタイプです。
ですが、そんな方も先日訃報を聞き残念に思います。
既にコミュニティから離れて10年近くは経ちますが、
それでも一度知り合った人ですし、助言していた分、余計にショックでした。
いろんな人がいたコミュニティでしたので、まだ若かった自分にはいい刺激になっていたと思います。
プラスになるかマイナスになるかは本人次第ですが、いろんな出会いがあるのも事実です。