障がいと制限

身体障がい者は生活の上で制限を受けることが多々あります。

まず、お酒やタバコといった嗜好品は勿論のこと、時には食べ物も制限を受けます。

食に対する欲求は本能の部分もある為、つらい経験をした方も多いのではないでしょうか?

 

とくに薬の関係で制限を受ける場合、

本来なら食べられるものを我慢するという強い反発心が生まれることもあります。

有名なものを上げると、抗凝固剤のワーファリンと納豆です。

 

これはビタミンKがワーファリンの作用を弱めるためで、

同じくビタミンKを多く含むクロレラや青汁も禁忌とされています。

 

ワーファリンを服用している患者は、

もしワーファリンの効果が無ければ血栓が出来て、

脳梗塞などの引き金になりうる為、我慢せざるを得ません。

 

余談ですが、ビタミンKは青菜に多く含まれており、私はそれを理由に好き嫌いを誤魔化していました。

実際は多少青菜を摂取した程度では問題ないです。

青菜は食べられなくとも困らないですが、納豆の方は好きな食べ物だったので非常に困ります。

かれこれ30年近く食べていません。

 

一時期ワーファリンを中断してプラザキサという薬を服用していた時、

ビタミンKの摂取は可能でしたので飽きるほど納豆を食べましたが、

プラザキサで副作用が出始めた為、再びワーファリンに戻りました。

中途半端に制限を解放された分、余計に納豆が恋しくなっています。

納豆嫌いでもない限りはつらい制限だと思います。

 

このワーファリンと納豆のポピュラーな関係を知ってか知らずしてか、

メディアは頻繁に納豆に関する情報番組を流します。

 

それを踏まえて思うことがあります。

それは、芸能人が妊娠報告すると、不妊症の人に配慮しろと騒ぎ立てている方が存在しており、

そういうクレーム聞くと、ワーファリン服用者への配慮は?と思います。

別にクレームを言う気はないのですが、理不尽なクレームを聞くと、

自分の場合は配慮されてないなと感じるだけです。

 

とはいえ、一方的に納豆アピールされるとつらいのも事実ですので、

基本的にメディアの納豆特集は見ない様にしています。

要するに見たくないものは見なければいいだけで、

もし目についたとしても声を荒げるようなことではないということです。

 

また、ワーファリンのような抗凝固剤は食べ物だけでなく、

出血の際のリスクも大きく、バイクの運転を医師に止められる場合もあります。

元々抗凝固剤を服用する患者は心臓疾患を持っている場合があり、

発作が起きかねない患者の場合は、バイクは勿論ですが車の運転も止められる場合があります。

これは事故が起きた場合大出血を起こし、致命傷になりかねない為です。

 

ワーファリンに関してこれだけ注意せざるを得ないことがありますが、

どうしても日常生活で希薄になってしまうと思います。

ですが、自分の命を守る為ですので、気を付けていきたいことです。



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