障害を理由に自分に甘くなりたくない

「障害者は甘えている」なんて言葉をよく聞きます。

実際私も何度となく聞いてきました。

事実はどうなのだろうかと思うと、やはり障害を理由に逃げている人を何人か見てきました。

 

私自身も甘えている部類の障害者だと思います。

最近自分自身でよく思うことは、障害があることをいいことに甘えているのではないかと思います。

学生の頃はよく友達と走り回って遊んでいました。

結構わんぱくだったので、それこそ泥だらけになるまで遊び呆けていた記憶があります。

確かにその頃と比べて確実に疲れやすくなっているとは思いますが、

これは30代後半に差し掛かっての加齢もあると思います。

ですが、障害のせいできついと言い訳をしては、楽な道を選ぶ自分がいます。

 

以前はバスや電車で優先席を利用することはなかったのですが、最近はすぐに利用しています。

席を変わってもらう事もあります。

また、外出することにも億劫になっており、買い物もネットで済ます事が多くなりました。

今は何でもネットで買える便利な時代なので、楽をしようと思えばどこまでも楽になります。

 

これではいけないと最近ようやく思いだしたので、一日一回は外出するように心がけるようになりました。

昔ほどの体力が無く運動は無理でも、せめて外の空気を吸えばいい気分転換にもなると思います。

元々週一のペースでリハビリを行っていますが、やはりそれでは足りないのが現実なので、

ある程度の運動が継続的に出来るような体力を付けるのが目標です。

 

リハビリは一時間程度行っています。

エルゴメーターをこいだり、ストレッチをやったり、全体的に軽い運動ばかりですが、

元々の体力が無いためか、終わるころにはクタクタです。

日によっては翌日に疲れが残り、動く気力も無くなります。

 

今の目標としては、やはり何よりも少しでも体力を付けて、翌日に疲れが残らないようにしたいと思います。

今のリハビリでは体力を維持してはいますが、より体力向上に向けた運動をやりたいとは思います。

しかし私の今の状態だと、多少無理をすると心臓発作を起こすので、中々難しいところです。

 

結果的に発作が起きるからと運動を避けるという、またしても楽な道を選んでしまっています。

これを甘えというのは違う気もしますが、結果的にとはいえ

楽な道を選ぶ自分に憤りを感じているのも事実です。

何か一つ楽な道を選ぶと、今後も簡単に楽な道を選ぶようになりそうなので、

そうしたくないというジレンマに苦しんでいます。



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