障害を持って生活している方の中に、後ろ向きの考え方を持って生活している方が間々います。
そんな方々にいつも言いたいと思っている事があります。
それは、せっかく生まれてきたんだから人生楽しんで生きようってことです。
少しでも楽しい事を見つけたほうが絶対に良いです。
そもそもネガティブな感情はネガティブな精神しか呼びません。
自分を不幸だと思っているうちは幸せなんて絶対に来ないと思います。
ですが、障害者のネガティブな面だけを捉えたドキュメンタリーや記事ばかり取り上げられている気がします。
障害者のポジティブな面は地方の5分ニュースやトピックスで放送されれば良い方なくらいです。
最近、障害者が不幸だというネガティブな内容のドキュメンタリーを、感動ポルノと揶揄されることも多くなりました。
そういった感動ポルノと呼ばれる番組の中で、
私が気になったのは親が自分の子供は障害があって大変だという番組です。
普通に考えてみて下さい。
親が自分の子供の幸せを願ってあげなくてどうするのでしょうか。
そういう番組を見て私のような障害者は、親が日銭欲しさに子供をさらし者にしているという悪い考えが過ります。
勿論そんなことはないと信じたいですが、
障害を持つ自分の子供を不幸だと晒すことに合理性・メリットを見出せません。
「こういう障害者がいます、知っておいてください!」
これで完結することに何の意味があるのでしょうか?
観ている視聴者も翌日には複雑な病名なんて忘れてしまって、
何かの拍子にテレビで観たことを思い出すぐらいです。
その場限りの番組になってしまうものだと、感動ポルノと言われても仕方ないと思います。
また、感動を呼ぶためネガティブな部分を前面に押し出した番組を、
同じ障害を持つ方が観た場合どう思うでしょう?
やはりネガティブな感情になってしまいます。
自身の障害に対してネガティブになるのは勿論のこと、
不幸であることを前面に押し出す番組制作サイドへの怒りといったネガティブな感情です。
そういった不満が爆発して感動ポルノと言い放った障害者が出てきたのだと思います。
テレビは情報源にもなるので、偏らない限りには障害者の情報を発信して貰ったほうがいいとも思います。
残念なことに未だ障害者=かわいそうという風潮を払しょくするには至りません。
情報を発信する側が変わらない限り、障害者に対する見方も変わらないので、
是非ともポジティブに生きている障害者のドキュメンタリーを作って頂きたいです。