精神障害を患っている人にとって、
日常生活を送ることに様々な差支えがあることがあります。
そこで、精神障害を患って長年が経過している場合には
障害の程度にしたがって精神障害者保健福祉手帳の
申請を検討することがすすめられています。
この手帳は精神障害者が自ら
役所に申請をしなければ受け取ることができないために、
タイミングを見計らって申請の手続きを行うことが重要です。
特にかかりつけの精神科医による診断書などを
添付することが必要とされるために、
精神科医の意見などについて日ごろから確認しておくことも有効です。
精神障害者保健福祉手帳の等級は1級から3級までに分かれており、
社会生活や日常生活における困難さを基準として等級が定められています。
精神障害者保健福祉手帳を受け取った後には
公共のサービスを享受する場合に割引価格が適用されたり、
美術館や博物館などの入館料が無料となることもあります。
精神障害者として特に社会復帰が難しい場合には
手帳を取得できる可能性が高いとされており、
申請をする価値が十分にあるといわれています。
ただし、精神障害者保健福祉手帳の判定の理由については、
具体的に明らかにされないことが多いために、
申請の際にはメリットとデメリットを事前によく検討しておくことが必要です。
精神障害者保健福祉手帳を持つ人は年々増加しており、
特にストレス社会の中ではうつ病などによって手帳を必要とする人が目立っています。