人工骨置き換えの手術で身体障害者になりました。

私の父が今から20年前に、「左足骨頭部壊死」で手術を受けて

身体障害者手帳4級の認定をいただきました。

骨のガンで人工骨に置き換えるしか方法がないということで、

当時まだ父も手術に耐えれる体力がありましたので、手術を受けて4ヶ月間入院しました。

 

手術は無事に済んだのですが、車の税金のことや、会社での障害者雇用の問題から、

主治医から障害者手帳の取得を勧められて、認定の検査を受けました。

その結果4級になりました。

 

障害者年金は、4級ということと、退院しても杖をつきながら歩いて動けることもあり、

障害者年金の申請はしませんでした。

障害者手帳はもちろん普段から持ち歩いているのですが、

障害者手帳4級の認定を受けて、助かっている面は、

車を保有しているのですが、自動車税が免除されることと、

駐停車禁止免除の許可書を出してもらえることで車のことで助かっているといいます。

 

そして、特定の施設や、美術館・博物館の入館料が無料か半額になって、

付き添いでいている家族1人が無料になったり、半額になるということで、

孫である私の娘をどこかに連れて行く時に便利だといいます。

 

一番父が嫌がることは、杖をついていて、足をひきずっているのに、

電車やバスで席を譲られたことは一切ないと言います。

私も父とたまに出かけることはありますが、優先座席で譲られたことは一切ありません。

たまに杖を蹴飛ばす方もいて、いやな気持ちになります。

 

しかし、父は足の障害を持っていても、定年退職後、再雇用のお誘いを受けて、65歳まで働きました。

再雇用先は、電気工事の現場に入らなければいけないハードなところでしたが、

普段から定期的に通院している手術を受けた病院でトレーニングで筋肉をつけていたので、

その時は杖はほとんど使わずに現場で指示をしていました。

 

普段は、市販の杖ではなく、病院で紹介された杖の店に行って、

ハンドル部分が手にフィットするタイプの杖を使用しています。

 

父は、「左足骨頭部壊死」がわかるまで、実家近くの整形外科に通って診察を受けていたのですが、

レントゲンが最新式でなく、骨頭部がボロボロに壊れているのを見抜くことができず、

紹介された病院でようやく原因がつかめるまで1ヶ月かかっています。

 

その後も杖をついていても、左足の膝に負担がかかってきたことと、

骨密度が低下したことによる、膝間接の手術を受けていますが、

身体障害者の等級は4級のままです。

 

毎年1回骨頭部の状態を確認する診察を受けていますが、手術が相当つらかったのか、

「二度と受けたくない」と話しています。

その代わりに、いろんな配慮が受けられるようになったので、いいのか悪いのかと時々悩んでいます。



身体障害者手帳 関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL