多分、身体障害者の方は、
職業安定所の身体障害者専用の窓口を利用されている方が多いでしょう。
私は、めまい・嘔吐・バランス障害などがあり、
一応、身体障害者の認定をしてもらっています。
どうして、「一応」と書いたのかというと、
「外見で分からない身体障害者」だからです。
私は、障害で仕事がままならないです。
主治医は、「出来る範囲で、仕事をして良いよ」とは言いますが、
バランスが悪いため、いろいろ制限があります。
そういった制限を優遇してくれる仕事場を探すには、
職業安定所の障害者窓口で相談ではないでしょうか?
私は、そう思っていました。
だから、私は職業安定所の障害窓口に行き相談すると、
「外見で分からないし、健常者に見えますので、普通の所で紹介してもらうと良いですよ」
と言われ、相談が終わってしまいました。
外見が分からないから、私の障害の症状は関係ないんでしょうか?
その後、私は、職業安定所の障害者窓口には行きませんでした。
今でも私の症状は、相変わらず同じ状況が続いています。
そして、勇気を出して、普通にタウンワークなどでアルバイト先を探しました。
探して応募して、面接までこぎつけました。
面接の時、普通に履歴書などで話を進められていけたのですが、
私が「私は、こういう病気でこういう障害があります」と言った途端、
その面接担当の方の眼の色(顔の色)が変っていくのが分かりました。
その結果、やはり不合格でした。
「私は、こういう病気でこういう障害があります」
と言う事を面接の度に何回も話をしました。
何回、面接を受けたのか覚えていません。
結果は、やはり、眼の色(顔の色)が変わり、不合格。
私は、主治医に相談し、「病気の事や障害の事を黙っておこう」って事になりました。
そして、新たな面接に挑む事になり、合格しました。
でも、黙ってたら当然、健常者と同じ仕事内容です。
めまいがして嘔吐があっても、仕事は休めません。
と言うより、自分自身に「何があっても、仕事は休まない」と決めているので、
すごく辛い日常生活を送っていました。
そのアルバイト先は、今はもう辞めました。
体調が悪いからではありません。
障害の事もばれてはいません。
アルバイト先の店長の仕方に問題があったので、
店長に対して言いたいことを言って辞めました。
それは、言わなければ分からない性格の店長だったからです。
その後、やはり、病気や障害の事を秘密にして、新たなアルバイトを1年3ヶ月続けています。
今の店長は、「自分が出来ない事は、出来る人にしてもらえばいい」
っていう考えの方なので、私の障害を秘密にしていても、
普段の傷害がある私のままでアルバイトをする事が出来ました。
こういった店長が、いっぱいいれば、障害者が黙っていても仕事をする事が出来るって思いました。
本当に、そう感じました。
しかし、今の店長の人柄が良すぎて、障害がある事を黙っている事が、苦しいです。
人を騙しているのですから・・・。
いつ、本当の事を言おうか悩んでいます。
本当の事を言っても受け入れてくれると思うのですが、怖くて本当の事が言えません。
私みたいに、障害があっても秘密にして仕事をしている方が多いと思います。
外見で分からない障害者は、見た目で分かる障害者よりも、仕事探しが難しいと思います。