手足の一部がなかったり、
動かすことができなかったり、
姿勢を保つことが難しかったりすることで、
日常の動作に不自由があることを、
肢体不自由といいます。
身体の障害には、
①視覚障害
②聴覚障害
③音声・言語障害
④肢体不自由
⑤内部障害
があります。
その中でも最も多い障害は、④の手足の障害で、
身体障害全体の半数以上を占めています。
全体の2割程度が、聴覚障害と内部障害になります。
生まれつき手や足に障害のある人だけでなく、
病気やスポーツ中の事故、交通事故などによって、
身体の器官や神経が回復できないまでに傷ついてしまったり、
一部を失ったりしてしまったり、
また、いくつかの障害が重なったりする人もたくさんいます。
肢体不自由には手や足の障害の他に、関節や骨の障害も含まれています。
例えば、ケガや病気などで骨や関節が傷ついた場合や、
人工の骨や関節をつけた場合などです。
関節や骨の障害は、外見からはそれとわからない場合があります。
しかし、人工の骨や関節をつけた場合、本当の骨や関節とは違うので、
健常者と全く同じように動くことはなかなかできません。