等級の低い障害

私の息子は今、小学2年生。

身体障害者であり、等級5級です。

 

障害の度合いを軽い、軽くないで判断はしたくないが

一般的に見て軽い方だと思います。

 

その障害の特徴は、外見はいたって普通です。

ただ、足に麻痺があり歩くのはさほど問題なく見えます。

走ったり、運動をするとなると全然足が思うように動かないようで、

本人ももどかしい様子です。

 

この息子の障害の原因は早産による脳性麻痺でした。

息子の場合、見た目がごく一般的なだけに障害があるとは気付いてもらえず、

学校など、あらゆるところで辛い思いをしているのが目に浮かびます。

見た目にわからないのが良いのか、悪いのか。。

これは私の永遠の疑問となるでしょう。

 

息子は生まれて3ヶ月間保育器の中で育ちました。

家に連れて帰ってから育てはじめたわけですが、

初めの頃は生まれたばかりの赤ちゃん、サイズは小さいものの特に普通の赤ちゃんと同じ。

泣、笑、ミルクお飲む。

 

お医者さんは、足が気になるから病院や療育センターに通いながら成長を見ていこうとのことでした。

そうこうしてる間にハイハイの時期になり、すんなりハイハイをはじめました。

あれよあれよと、つかみ立ちが出来るようになりました。

初めての子だけに、よく分からず、そんなに足が悪いのだろうかと疑問にも思っていました。

 

そして、ある程度歩き始めた頃に息子の姿を見て違和感を感じたのです。

足の指がグーになってると‥。。

 

そう、うちの子は歩いたり、立ち上がったりと動作を起こす時に力が足に入るようで、

足がグーになっていたのです。

緊張した時や何かに集中した時も同じようになります。

 

脳性麻痺は治るものではないとお医者さんに言われていました。

様子を見ながら成長と共に他の症状が出たり、状態が悪化しないか確認しなければなりません。

楽しみなはずの息子の成長も、成長とともに不安が大きくなります。

周りの子供達も活発に動き回る年頃になってくると息子との差が明らかになってきました。

 

子供は良くも悪くも正直です。

息子の動きを見ると、

どうしてそんなに遅いの?

どうして走り方が変なの?

どうしてジャンプできないの?

新たな友達に出会うたびに同じ質問の繰り返し。

そんな息子が気の毒で仕方なかったです。

 

息子の様に軽度の障害の為学校は普通小学校に行かせることにしました。

小学校の長い6年間息子は闘っていかなければなりません。

学年が上がるにつれて周りとの差は格段に大きくなることでしょう。

何か、息子に自信の持てることを見つけてあげなければと思うところです。

心身ともに自分なりに強く成長していって欲しいと願いながら

息子と共に成長する父の体験話でした。



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