数年前まで、自分が「身体障害者」になるなんて夢にも思っていませんでした。
普通に仕事に行って、子供達と自分のお弁当を作り、
毎日バタバタと慌ただしく過ごす日々が、ズッ~ト続くんだろうなと思っていました。
主人に迷惑をかけるなんて考えもせず、暮らしていましたね。
5年位前からでしょうか、自律神経に関する事“不眠”や“目眩”“食欲”など、
いろんなところに不調の波が来ました。
でも、更年期よね、みたいに深く考えてなかったんです。
でも、あまりにも体調が悪くて“心療内科”で向精神薬をもらい、何とかしのいでいました。
そして、3年位前からでしょうか、字が書きにくいんですよ。
職場でメモを取ろうとしても、スラスラ書けないんです。
いつも「綺麗な字ですね。」と言われてたのに、体中に力が入って、滑らかに書けない・・・
おかしいなと思っていると、その半年後位から左足が出にくいんです。
サッと一歩目が出ない。
次は、立ってジーパンが履けないんです。
着替えを座ってしなければいけなくなりました。
靴下を履いたり、ボタンかけをしたりが遅くなっているのに気が付きました。
これって“パーキンソン病”?
自分の頭の中が真っ白になりました。
パソコンで色々調べると、まず間違いはないと確信を持てました。
でも家族は思い過ごしだと言って、なかなか取り合ってくれません。
認めたくなかったんでしょうね。
病院も、まだ初期だったために見解が分かれました。
実際の診断が下った時には、精神的にも身体的にも“限界”でした。
主治医が直ぐに、特定疾患と身体障害者の申請をしてくださいました。
肢体不自由の4級です。
手帳を貰った時は絶望しましたが、精神的にも落ち着いてきた今は、結構活用してます。
この手帳を持ったことは悲しいです。
病気も進行性なので、不安だらけです。
でも、病気になって初めて、世の中にはこんなに多くの人が病気で苦しんでいるんだという事に気づきました。
私は、薬が効いていると一見したところ病気だと分かりません。
周りにもそんな人が多いでしょう。
そして、頑張って出かけてみると、駅にも公共の建物にもエレベーターやスロープが付いています。
バスは手帳で半額です。
JRも100KM超えると半額です。
県立や市立の美術館は私も主人も半額で利用できます。
無料の時も有ります。
電車は調子が悪いと、駅員さんが車椅子を用意して乗車、降車のサポートもしてくれます。
数十年前とは、随分違って来てるんですね。
ツラいツラいと嘆いていても、なってしまった病気を受け入れるしかありません。
難しいですけどね。
でも以前より美術館とかに夫婦で出かける回数が増えました。
もっと落ち着けば、障害者枠で仕事も探したいと思っています。
ママさん
私は外反母趾の両足の外科手術以降…前日まで娘を抱いて仕事や慌ただしく動いて…抜釘の手術入院中に院内で車イスに乗せて貰い体を起こして数秒間に痙攣と激痛と頸椎が右肩に硬直し手足が麻痺し咀嚼困難になり…42からずっと杖で脚を引き刷り右手も麻痺し火傷の様に痛み寝返りもコップも傾き、2才半の幼い娘の服のボタンも…抱き上げる事も…走る事も避難する事も、横断歩道を渡りきる事も、出来なくなりました。
見た目は手足も在りますが、火傷しても手が離れない…直ぐ転ぶので段差や道の凸凹も怖く装具や湿布で今も怪我が耐えません24年からタクシー券が下肢4級の為に廃止になり通院や雨の杖での重い買い物は手足も濡れ頸椎も脚も痛み途方に暮れています。身体障害になる等…想いもしませんでした。60近くになり不安が募ります。