体が動かなくなった。そして…身体障害者

私の母がクモ膜下出血で亡くなりました。

半年後姉もストレスからクモ膜下出血で倒れて寝たきりになり右半身に麻痺が残りました。

私も恐くなり、脳ドックをうけました。

 

結果は未破裂脳大脳脈との診断です。

どのような病気なのか解らず医師に聞きました。

このままでいると、血管が破裂してクモ膜下出血で倒れることになるというのです。

血管が破裂する前に見つかり、手術して今まで通りの生活ができる。

と医師のお墨付きをもらい手術に踏み切りました。

 

手術後麻酔が覚める前にウツラウツラしながら、

手が動かない。体が動かない。と、わめきました。

手術が、終わってすぐの時は手が動いてグーパーが、できたそうです。

医者の先生を恨みました。

なんの因果があってこうなるの。私は先生のせいでこうなった。どうしてくれるの。

元に戻して。

等等このままにしておけば、母みたいに倒れてあの世行きになるのです。

 

娘たちに、励まされベッドから起き上がることからリハビリを開始しました。

今度はリハビリで、辛い時は、なぜ私がこんなことをしなくっちゃならないの。

と、口も良く回らないのに叫び続けました。

まだ元気な頃のプライドが残っていたのでしょう。

 

色々なリハビリを受けました。辛く悲しい日々でした。

障害の認定の申請もしてもらいました。

結果は、上肢は、肩から指先まで全然動かず、2級です。

下肢は装具装着です。

モモからの動きは少しあり膝からはうごかない、の診察で3級でした。

 

装具をつけると膝から下のもち上げるという動作が少しづつできました。

装具の装着で、前のめりになり転びそうになります。

気をつけないと、です。

今も装具を付けて杖をついていないと歩く事ができません。

体が不便になると、心まで狭くなり、くじけそうな自分がいます。

 

どれだけ泣いたか?どれだけ涙が出たか?わかりません。

脳疾患になり、人のありがたみや暖かさが身に染みてきます。

人には人のいいところがたくさんあります。

障害者の人との触れ合いもあります。

教えられる事がたくさんあります。

体に障害が残っても、できることは自分で、ゆっくりでもリハビリだと思ってやろうと思います。

残っている機能をフルに使って生き生きとした人生にしょうと、

折り紙で、季節の花を折ったり、壁掛けにしたりと、

左手で楽しく折り紙を教えてもらいながら作品を作っています。

できた作品を家族が褒めてくれるので、嬉しくなります。

自分で、前向きな姿勢で、挑戦して行こうと思います。

 

やる気があれば、ゆっくりゆっくりでもできるようになります。

自分の心がけ次第で、これからの人生を楽しもうと思います。



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