身体障害者手帳一級のメリット

私が一番メリットを受けていると思うのは、映画料金の割引です。

障害があるとインドアになりがちで趣味も必然的にインドア系になります。

そんな中私の趣味は映画鑑賞です。

そこで障害者手帳で割引となれば大いに恩恵を受けますので、

暇と体調の許す限り映画館に通っています。

 

また付き添い一人も割引になるので、知人を気軽に誘えます。

二人で通常の一人分の料金プラス200円程度なので

私が丸々料金を出したところで損した気分にはなりません。

 

唯一の問題は健康状態の問題で映画館まで行くのがきつい場合があるという点です。

体調が悪く見たい映画を観られないままになることがあるほか、

せっかく知人と約束してもいけない場合がある事も度々で申し訳なくなる事があります。

それらを考慮し、障害との折り合いを考えたら、

これぐらいのメリットはあっても罰は当たらないかなと思います。

 

次にメリットを感じるのは公共の乗り物が割引になる事です。

実際は映画館の割引よりお世話になっている制度ですが、メリットを“感じる”という点では若干薄れています。

それぐらい当たり前に使っているという事なのですが・・・。

 

こちらも付き添い一人に限り割引が適応されます。

勿論、ただ割引になるだけならすごく羨ましがられる制度だと思いますが、

普通の方が歩いて行ける距離でも体調によっては乗り物を利用せざるを得ないので、

この制度もあって然るべきで仕方ないのかなと思います。

 

ただ、極まれに障害者手帳を持って優先席に座っていると

「割引運賃で乗っている上に席まで座れるなんていい身分だ」や

「障害者は甘ったれが多い」などとの嫌味を言われる事がありました。

 

最近ではバリアフリーと共に徐々に意識改革も進んできているので

滅多にそういう場面に出くわさなくなりました。

それでも、ツィッターなどでたまに障害を理由に暴言を吐かれたなどのツィートがあるようです。

公共の乗り物で障害者手帳を使う一番のデメリットは

障害への理解がまだまだ十分じゃないという事かもしれません。

 

こうして障害者手帳のメリットを挙げてみると、

実際はそれに見合ったデメリットが障害者に有るのが分かります。

もっとも、そういった障害者のデメリットを補うために障害者手帳で支援する制度なので、

メリットと考える方が間違いなのかも知れません。

障害者自身ついつい得した気分になりがちですが、

自分の不便さを考えると相応の援助がされているだけなのかも知れません。



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