身体障害者手帳の手続きと障害者医療費について

私の妻のおばあちゃんは90歳を超えても妻の実家で過ごしていましたが、

私と結婚した時には認知症もあり、言葉もほとんどなく、体もほとんど動かない状況で、

私のことを理解しているのかしていないのかわからない状況でした。

 

妻の父がおばあちゃんの面倒をずっと見ていて、ご飯を食べさせたり、トイレの介助をしたり、

本当に大変な苦労を目の当たりにしました。

何年か経過し、おばあちゃんの状態も悪くなり、おばあちゃんの足が壊死してしまい、

病院で手術をして切断し、歩くこともできず、入院することになりました。

 

そして、入院後も日常生活の刺激もなくなってしまい、食事もせず胃瘻するようになりました。

今後自宅に帰れることもなく、ずっと入院生活になると非常に辛かったです。

しかも一つの病院にずっと入院することはなかなかできないらしく、転院しないとダメだという話も聞きました。

また、病院の入院費用も高く、このまま入院となると経済的にも負担となるのは確実でした。

 

そんなとき、身体障害者手帳という制度を聞きました。

身体障害者手帳を持っていれば障害者医療という医療費の軽減が受けることができると聞きました。

 

身体障害者手帳は誰でもとれるものではなく、医師の診断書を添付して市役所で申請する必要がありました。

しかもその医師の診断書も身体障害者福祉法で指定された医師が書いた診断書しか認められず、

ある一定の障害が永続的に有している状態の時にしか身体障害者手帳は交付されないようです。

 

私は現在入院している病院に法で指定された医師がいないか市役所で確認すると、

偶然、入院している病院に指定されている医師がいました。

私はすぐに病院のソーシャルワーカーの方に相談して、医師に診断書を書いてもらえないかお願いしました。

 

ソーシャルワーカーの方は「医師に相談してみます」とのことで、話をしてくれることになりました、

そして、1週間後、診断書を作成できるとの連絡があり、病院から診断書をもらって市役所に申請しに行きました。

 

申請して3週間後、手帳ができたとの書類が郵便で届きました。

私は印鑑などの必要な持参物を持って市役所に行き、手帳の交付を受けました。

そして、手帳を持って障害者医療の医療証の交付手続きをしました。

医療費は差額ベッド代などの健康保険での医療の対象にならないものは実費ですが、

健康保険の範囲内の医療費はかなり安くなりました。

自己負担も減ったため、妻の父にはすごく感謝されました。

 

なかなか身体障害者手帳の制度は知られていないので、どうやって取得するのか、

どんなメリットがあるのかわからないと思いますが、困った場合は市役所などに相談に行くなどして、

使える制度は十分に使った方がいいと思いました。



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