私は左大腿骨頭壊死症で股関節に人工股関節を入れています。
痛みだしたのは新しい職場でしたのでなかなか言い出せなかったのですが、
あまりの痛さに我慢が出来ませんでした。
足が痛くて病院に行くと言っても普通は整骨院や接骨院などに行くと思いますが、私もそうでした。
そして最初に行った整骨院で骨に異常はないと言われたのが運のつきでマッサージなどを受けていました。
後で聞くと逆効果だそうです。
一つの所ではなく数か所通いましたが骨に異常がないと言うのが大前提なので、
痛みが全く取れませんでした。
知り合いの人の親戚が人工股関節の人がいると言う事でした。
その話しを聞いてもまだ私は「自分は、筋肉か筋を傷めていて、骨なんかには関係ないだろう」と思っていました。
しかし、何件も整骨院や接骨院に通っても痛みは増していく一方で
30秒で余裕を持って渡り切れる横断歩道を痛みのせいで渡り切れなくなってしまいました。
家の階段も昇る時は四つん這いであがり、降りる時は家の人の肩に手を掛けて前を降りてもらい、
それでも悲鳴があがる程の痛みでした。
家の中でもその様なので、外ではもちろん階段は使えません。
そんな状態になってしまったので人工股関節にしたと言う人の病院へ行く事にしました。
大学病院ではありませんが、大きな病院でした。
そこで、レントゲンとCTを撮ってもらったところ、レントゲンにも異状があって、
「大腿骨頭壊死症だ」と言われました。
レントゲンなら最初に行った整骨院でも撮った結果異状なしと言われたのに納得出来ませんでした。
その為に2か月間も原因が分からなかったので仕事を続けてしまいました。
医師が言うには直ぐ手術が必要だとの事でした。
しかし、その病院は手術がたて混んでいて一か月位待たされました。
勿論仕事は、休み始めました。
休み出すと余程仕事が身体にダメージを与えていたらしく、
しばらくしたら症状が良くなってきて階段も一人で昇り降り出来るようになりました。
手術は全身麻酔だったので私には分かりませんが、
とんかちなどを使ってまるで大工さんの仕事の様だったそうです。
手術後、麻酔から起こされた私は低体温症になってしまい、
私の術後の初の言葉は「寒い、寒い」だった事を覚えています。
その為、電気毛布でくるまれてしまいました。
その夜は痛みで眠れませんでした。
ですが、次の日からリハビリが待っていました。
痛み止めの薬を飲みながらです。
医師から言われたのは、身体に人工物をいれたのだから、
身体障害に該当するとの事でした。
両足なら3級で片足なら4級になるとの事でした。
私は幸いにも片足でした。
身体障害者になると行政的にも民間的にも様々な、サービスを受けられますが、
身体的に色々な動きが規制されるのでやはり健常者が一番だと思います。