私は20代の時、交通事故が原因で開頭手術を行い左半身に麻痺が残りました。
そんな私ですが、運命の人にめぐり合い結婚することができただけでなく、
3人の子供にも恵まれました。
しかし、そんな幸せな日々も突然終焉を迎えることになりました。
夫が突然他界したのです。
10歳の長女、8歳の次女、そして2歳の長男との4人暮らしが始まったわけですが、
1人で育児、家事、仕事をこなすことが想像以上に難しかったので、
市役所の福祉課に相談に行きました。
その結果、介護サービスでヘルパーさんが来てくれることになりました。
介護業者と契約し、ヘルパーさんを3人紹介して頂き、
週3で1日1.5時間手伝いに来てもらうことになりました。
3人共50代の女性で、子育ても一段落した方々です。
末っ子がまだ2歳と小さいので、部屋は常に散らかり放題でしたが、
私は育児と仕事でヘトヘトでしたので、多少の部屋の散らかりには目をつぶっていました。
しかし、多少の散らかりも積み重なっていくと一大事です。
週3回とはいえ、大事になる前に片付けてもらえますし、皆さん子育て経験者なので、
「ここはこうした方がいい」と子育て中の片付け方をアドバイスしてくれますので、非常に助かっています。
ただ、3人共に満足していたわけではなく、
その内の一人がよく言えば「大らか」、悪く言えば「無神経」な方で、
例えばトイレのスリッパを履いたまま出てきて家中を歩き回り、
床や窓を拭いた雑巾で食卓まで拭いてしまうような、
私にとっては考えられないことを平然とやってしまう方でした。
あまり細かい事を気にするのも良くないと思い我慢していましたが、
私の培って来た生活習慣とのギャップが益々大きくなり、
私の許容範囲を超える行動が目立った為、申し訳なく思いましたが、
事情を話し他のヘルパーさんへ替わって頂きました。
私のできない事をして頂いている方々に対しては、
常に心から敬意を持って接していますし、感謝してもしきれません。
もし、彼女たちの助けを得ることができなかったら、
私は育児のみならず生活自体を続けることができなかったと思います。
現在は在宅のお仕事と家事、育児をなんとかこなし、生活できています。
これも、皆さんの助けあってのことです。
ヘルパーさんのみならず、家族、友人、ご近所さん共ども、今後もよい関係を保持して行けるよう、
誠意を持って接し、感謝の気持ちを忘れることなく生きていきたいと思います。