車椅子と共に歩む道

私は脳性麻痺による半身不随のため、小学四年生から乗り続けている電動車椅子があります。

かれこれ10年以上は乗り続けていますので、故障することもありますが、

窮屈に感じることもなく、快適に乗ることができています。

 

私の電動車椅子はOXというメーカーの製品で、

愛用している車椅子は、走るスピードが速いことが原因で、製造中止になってしまいました。

バッテリーの持続性が良くないことも原因の1つだと思います。

 

しかし、私にとっては完全に体にフィットしているので、

メンテナンスを続けこれからも乗り続ける予定です。

 

実はもう1台、リクライニング式の電動車椅子があるのですが、こちらはあまり出番が無く乗っていません。

なぜなら、私の体にはどうにもフィットしないのです。

かなりの高級品と聞いていますので、乗らないと勿体無いのですが、どうにも相性が悪いようなのです。

 

車椅子は私の体の一部です。

これがある事で、私はどこまでも遠くまで、好きな所へ移動することができるのです。

ただの車輪の付いた椅子ですが、これがあることで、私は水を得た魚の如く、自由に生きられるのです。

 

とは言うものの、そんな私も思い通りにできないことがあります。

それは「けん玉」です。

上手くなりたい一身で何度も必至にけん玉の練習をしましたが、それでもやっぱり上手くできません。

基本中の基本である、玉を大皿の上に乗せることすらできないのです。

まったくどうしたものでしょうか。

 

やはり膝を曲げ、全身を使っていないから上手く乗せられないのでしょうか?

けん玉のコツとして、玉を皿に乗せる瞬間に膝を曲げ、

衝撃を抑える動作が絶対条件と教えられたものの、

私の膝は思うように曲げることができないのですから、これは致命的です。

 

世の中には、けん玉の下手な人はたくさんいるでしょう。

けん玉ができなくても、生きていく上では何も不利益を被ることはありません。

しかし、けん玉ができると意外に注目されます。

 

「車椅子のけん玉名人!」なんて持ち上げられて有名になりたい訳ではありませんが、

一芸としてマスターしたいと思っています。

ですから、何とかヒザを曲げずにけん玉ができるようになり、

みんなをあっと言わせたいのですが、そう易々と私の思い通りにはさせてくれないようです。

 

私のけん玉名人への道はまだまだ長いようですが、

この車椅子に乗っていると自然と何でもできるような気にさせてくれるのです。

どんなに長い道でもこの車椅子があれば、どこまでも諦めずに進める気がするのです。



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